2016年6月13日月曜日

Blender 2.7x  インポートしたOBJファイルが物理演算でうまく動かずにエラーになる



他のソフトでモデリングしたOBJファイルをインポートして物理演算に使ったところ、うまく動かずにエラーになりました。
原因としては、頂点に問題がありました。

解決方法としては、「重複頂点の削除」のコマンドを使いました。

手順としては、
  編集モード → オブジェクトの選択 → 左上にある「ツール」 のタブ →  「重複頂点の削除」をクリック
になります。(下図参照)














































また、これはBlender側での対応ですが、エクスポートする側の頂点の設定も関係することが十分に考えられます。
エクスポートする側の頂点の設定次第では、この「重複頂点の削除」を実行してもうまくいかない可能性もあります。
うまくいかない場合は、インポートとエクスポートの頂点の設定を色々と変えて試してみることをお奨めします。
OBJファイルに関しては頂点だと思います。

2016年6月7日火曜日

Blender 2.7x  タイムラインのタイムカーソルを左クリックで動かす。



「選択」を左クリックに変更した場合に、タイムラインのタイムカーソル(下図の赤い矢印で示してある緑色の縦棒)の操作が、右クリックに自動的に移動してしまいます。

これを左クリックに戻すための変更は、
 ファイル → ユーザー設定 → 入力 → アニメーション → フレームを変更
ここで左クリックに設定すればOKです。

Blender 2.7x  ビューの回転をマウスの右ボタンだけに割り当てると動かなくなる状態を直す



(※ お断り: この投稿は、「選択」を左クリックで行うことを前提に書いてあります)

Blender2.7xのビューの回転をマウスの右ボタンだけで行おうとすると動かなくなります。これは、3Dカーソルというものが同じ右クリックに割り当てられているために、ビューの回転と衝突して(正確に言うと3Dカーソルが優先される)働かなくなるためです。
ちなみに、3Dカーソルは初期設定では左クリックに割り当てられていますが、「選択」を左クリックに変更することにより自動的に右クリックに移動します。

3Dカーソルとは、下図の赤い矢印で示している赤白の円です。これはオブジェクトを生成する時の位置合わせなどに使用されるものです。


















解決方法としては、この3Dカーソルを別のボタン等に割り当てれば、ビューの回転が右ボタンだけで使用できるようになります。

3Dカーソルのボタンの設定場所は、ビューの回転のすぐ上にある「3Dカーソルを設定」になります。

Blender 2.7x  水の表現がうまくいかないためマテリアルの初期設定値を変更



Blender2.7xでの物理演算により水のシミュレーションを行いました。その結果を使ってレンダリングを行いましたが、以下のように水の色が黒くて光沢もなく、思っていたような水の表現にはなりませんでした。
水に割り当てたマテリアルはグラスBSDFで、屈折率以外は初期設定値のまま割り当てました。



















































グラスBSDFの初期設定値を確認したところ、RGB全てが0.8になっていました。それに伴い右上にある明度のスライダーも一番上まで達していませんでした。つまり、少しグレーになっていました。























これをRGB全て1.0に変更しました。(右上にある明度のスライダーを一番上に上げるのでもOKです)






















変更したのは、これだけです。

これで再度レンダリングを行うと以下のようになりました。




















































思い通りの表現になりました。

グラスBSDFの初期設定値が0.8になっていたのが原因でした。
最初から1.0になっているものだと思い込んでいたのがいけなかったのですね。
ちょっとした落とし穴だと思います。
でも、最初から素直に1.0にしておいてくれればいいという気もしますけど・・・

マテリアルのRGB、そして明度のスライダーには気を付けましょう。


2016年6月4日土曜日

Blender 2.7x  何もないところをクリックして選択解除できるように変更する



Blender2.7xを使っていて、オブジェクトを選択した後に何もない所をクリックしても選択が解除されないことに違和感を感じたので、これをできるように設定を変更しました。その変更方法を書きます。

まず、メニューバーから
  ファイル → ユーザー設定 → 入力 → 3Dビュー → 3D VIEW(Global)
を開きます。

その中に、「アクティブ/選択」があります(赤い矢印のところ)



次に、三角形のアイコンをクリックしてウインドウを開きます。
そこに、赤い矢印のような記載があります。



















この部分に文字を追加して、
 view3d.select_or_deselect_all
に変更します。(赤い矢印のところ)




















入力後、ENTER

すると、下図のように2ヶ所の表示が変わります。
 ・アクティブ/選択 → 選択または全選択
 ・VIEW3D_OT_select → VIEW3D_OT_select_or_deselect_all






















これで完了。
これで、何もないところをクリックすると選択が解除されます

また、「A」を押すと全選択/全解除できるのも今まで通り使えます。(このコマンドは、「3D VIEW(Global)」のすぐ下にある「オブジェクトモード」で割り当てられているからです)

2016年6月3日金曜日

Blender 2.7x  Cyclesレンダーのバンプ(Bump)の設定



Blender2.7xを使っていて、Cyclesレンダーのバンプ(Bump)の設定がすぐにできずに少しややこしかったので書いておきます。


まず、右のパネルでの設定は次の通り。

・ノーマルに「バンプ」を割り当て
・バンプの高さに「画像テクスチャ」を割り当て



































これで設定が完了すれば問題ないのですが、残念ながらもう少し設定変更が必要になってきます。

設定変更するためにノードエディターを使用します。
現在の状態をノードエディターで表示すると以下の通り。

赤い矢印で示してあるように画像テクスチャの接続が「アルファ」になっています。





























この状態ではバンプが生成されないので、これを以下のように「カラー」に接続し直す必要があります。
接続し直したのが以下の通り。





























これで完了。
バンプが生成されます。


追記
・当方も全てを試したわけではないので確実なことは言えませんが、現時点では本方法においてノードエディターを使用せずに右のパネルの設定だけでバンプを設定する方法は見つかっていません。
・ディスプレイメントを使用してバンプを設定する方法も存在しますが、ここでは省略します(興味のある方は、その方法を説明しているサイトがありますので、そちらをご覧下さい)。